フルハイビジョン = フルHD = full high definitionってなんだ?
最近よく受ける質問なのでここでまとめてみようと思う。
そもそも日本でのアナログ放送は
走査方式: インターレース
走査線数: 525本 (うち有効走査線数 480本)
フレームレート: 30フレーム/秒
解像度: 640×480
アスペクト比 4:3
で放送されている。
一方ハイビジョン放送の定義は
従来の標準放送の2倍程度の走査線を持つものを総称する。従来のテレビとは画面のアスペクト比が異なり 16:9 となっている。アナログ放送とデジタル放送があるがアナログ放送はもはや過去の遺物となりつつあるのでここでは割愛。
デジタルHDTVには下記の通りいくつかの規格がある。
750p/720p
走査方式: プログレッシブ
走査線数: 750本 (うち有効走査線数 720本)
フレームレート: 60フレーム/秒
解像度: 1280×720, 960×720
1125i/1080i
走査方式: インターレース
走査線数: 1125本 (うち有効走査線数1080本)
フレームレート: 30フレーム/秒, 60フィールド/秒
解像度: 1920×1080, 1440×1080
1125p/1080p
走査方式: プログレッシブ
走査線数: 1125本 (うち有効走査線数1080本)
フレームレート: 60フレーム/秒
解像度: 1920×1080, 1440×1080
前置きが長くなってしまったが、この中で重要なのは解像度(≒走査線数)
フルハイビジョンと呼ばれるTVの解像度は1920×1080
それに対し今までのハイビジョンTVの解像度は1366×768
つまり1920×1080の解像度で放送をする1125i / 1080i, 1125p / 1080pの場合、今までのハイビジョンTVの解像度で放送を表示させようとするとダウンコンバートをする必要が出てくる。
単純に解像度で比べてみると、
1,366×768=1,049,088
1,920×1,080=2,073,600
およそ半分の情報が失われてしまうことが分かる。となると当然フルハイビジョンって良いじゃないとなるのだが、肝心の放送は一体どうなっているのだろう。
1080i:地上デジタル放送(1440×1080i中心), CSデジタル, BSデジタル
1080p:PS3, XBOX360, Blu-ray Disc, HD DVD
現状上記のようになっている(最大で)。今までのアナログと同じ解像度で放送されるものや、720pで作られたゲームも存在するが、これからテレビを買うつもりで、かつ地上デジタル放送まで使う。もしくはPS3などの次世代ゲーム機、BD・HDDVDなどで映画を見たいという方は、フルハイビジョンのテレビを買うのが良いでしょう。
ちなみに一般的に出回っている映像ソースに720×480なんてものはありません。ありました。PSPのUMDビデオデコードというあまりにマニアックで使われて無さそうな場所で生息。しかし、UMDのビデオデコードをエンコードして720×480でネットで配信してるなんて事はほぼあり得ないので、やはり落としてきた動画がこの解像度になっていたらがっかりしましょう。大概640×480を横に引き延ばしちゃった失敗エンコードです。